ヨシはその大きな体積で大気中の二酸化炭素を吸収し、地球温暖化の防止に役立っています。
ですが、ヨシは刈り取らなければそのまま立ち枯れて、吸収した二酸化炭素は再び大気中に排出されてしまいます。
そのためヨシを刈り取り、活用する必要があります。
かつては萱葺屋根やすだれの原料としてヨシが活用され、良い循環が形成されていました。
しかし時代の流れと共に生活様式が変化し、萱葺やすだれとしての利用は激減してしまいました。
そこで、現代に即したヨシの有効利用というコンセプトの下、ヨシのバイオプラスチックのお箸が
開発されました。 お箸の売上の一部は、ヨシ原の保全活動費にあてられます。
ヨシのバイオプラスチック箸の普及によって石油資源の枯渇を抑制することや、
使い捨ての割り箸ではなくマイ箸として繰り返し使い、ごみ減量につなげること。
こういった趣旨からも、ヨシのお箸の普及に取り組んでいます。
そのため、宇治川のヨシの他、滋賀県の琵琶湖・内湖のヨシを活用したヨシ箸の
普及にも取り組んでいます。